[本文1179]【紅秉毅始めて時憲書の撰日の式を学ぶ。】本国通書の撰日は、天朝憲書の撰日と相同じからざる者有り。江秉毅(伊差川通事親雲上)副通事と為りてメに到り、始めて撰日の新法を学び、其の伝授を得て帰る。此れより其の新法を将て、撰日通書を印造して、古法を用ひず。