[本文1288]【八重山島南風見・仲間二村、地震ひ、地陥り水湧く。】七月十九日より八月初五六日に至るまで、東海に声有ること猶雷鳴のごとし。昼夜鳴る毎に地震ふこと八九次、嗣後漸く止む。又仲間村駅路の中間に、地陥りて水湧く。其の囲一尺許りなり。又村前の汀場、地陥りて水湧く。其の囲二尺許りなり。其の時、大地及び離島、地震有ること無し。