[本文1299]【十月十六日、宮古島の人多良間首里大屋子等、時刻を候定するを褒奨す。】宮古島は、原、時刻を定むるの法無し。多良間首里大屋子・脇目指多良間筑登之両人、心を尽くして時刻を規定す。日影台等に較べて、錯差有る無く、以て本島の便を得たり。在番・頭目、其の事を報明するに因り、両人を褒奨し、白棉布各三端を賜ふ。