[本文1438]【天后菩薩始めて黄緞五爪竜紋雲繍の衣を服す。】天后菩薩は、曾て天妃の位に因りて、紅緞服を服す。乾隆二年丁巳、天朝、天后位を加封し、始めて黄蠎緞服に換ふ。此れに因りて本国も亦乾隆二十四年己卯に於て、遵即に天后と改称す。但未だ其の服を改めず。今天后と称して、扮粧を改めずんば、尊敬を失はんことを恐る。此番、中華の格に照して、黄緞五爪竜紋処々雲繍の服に奉替することを准さんことを請ふ。唐栄総理司・長史等朝廷に禀明し、随即に之れを准す。