[本文1483]【西原郡我謝村の夫地頭津花波親雲上の功労を褒嘉す。】西原郡小波津村前川原に架す所の木橋は、隔歳改架して、資財を費すを致す。更に大雨の時に当りては、洪水漲溢して、木橋を流去し、往還を妨碍す。目今、百姓困苦の秋、本郡の私費にては以て修造し難し。夫地頭我謝村津花波親雲上・翁長村与那嶺親雲上其の外の人等、相共に自家の資を捐して、改めて石矼を架し永く利便と為る。本郡各役及び検者・田地奉行・両総地頭朝廷に禀明し、随ひて各爵位を賞す。