[本文1568]【本年、伊平屋嶋、改めてユ籍を村後北方伊世名原に移すを准す。】伊平屋嶋のユは、客歳回禄に遇ひて焦土と為り、当に改造すること有るべし。而して今該ユ籍は伊是村内に在りて、其の隣に茅屋多く、常に火の憂有りて安んじ難し。乞ふ、改めてユ籍を村後北方伊世名原に移すを准せ等の由、酋長呈文し、検者・惣地頭及び大美御殿大親・高奉行等印結を加具して詳明す。随即准す。