[本文1649]【二十四年、八重山桴海村の崎原仁屋の善行を褒嘉して爵位を賜ふ。】崎原仁屋は、善く家業を治め、且村民の賦を欠く者に大米三石余を給発す。更に上届申年より去年に至るまで、稲粟の種を欠く者に稲種粟種共計二石余を給発す。且田畝を築き囲むの時に、大米四石余を発出して其の費を充捕し、凡事村の為に料理す。是れに由りて筑登之座敷を賞賜して以て其の行を表す。