[本文1712]【木年九月二十九日、金武郡に雹ふる。】是の日辰時、雹、金武郡古知屋・宜野座・惣慶・漢那・金武・並里等の六村に落つ。其の大なるは茶碗の如く、小なるは金柑及び唐豆の如し。長さは或いは六七分にして長短斉しからず。並も稼穡を傷ふ無し。