[本文1920]【四年辛亥、中城郡の土民新垣・喜舍場・比嘉・大城等を褒嘉して各爵位を賜ふ。】中城郡安谷屋村の前面に有る所の石橋、近来弱に就き、往還に便ならず。其の修整の費を計るに、已に銅銭一万千貫文に及ぶ。其の内四千七百貫文は該村より発出し、六千三百貫文は郡民新垣仁屋・喜舍場仁屋・比嘉仁屋・大城仁屋等四名有りて各自ら資を捐して数に充て、堅く修葺を行ふ。是れに由りて朝廷、正月二十八日于て、各筑登之位を賜ひ、以て褒典を示す。