[本文1997]【本年九月初九日、雷、東村の田頭筑登之の女子真蒲戸の宅に震ふ。】此の日、真蒲戸の宅に租居するの無系宮城筑登之の男子守人の婦女加弥、雷烟に冒着して身故す。其の舌少しく黒し。奴女加真も、亦驚倒して絶気するも、幸に調治するに因り、命を全うす(屋上を損破すること約方二尺)。