[本文2027]【十一年戊午正月十八日、知行・夫役を将て暫く減少を行ふ。】給地の公項、極めて乏しく、知行を頒賜し及び知行を加賜するの時に当り、額数敷かず。茲に前に減少を行ふを除くの外、本年より起して聞得大君御殿・佐敷御殿曁び諸士の知行を将て、暫く一石毎に各五升を減じることを行ひ、其の夫役に至りても、亦扣減を行ふ。