[本文2135]【本年、唐栄儒士の詩文筆業を将て聖覧に奉備す。】上、諭して曰く、朕、唐栄儒士の詩文筆業を瞻んと欲す。宜しく着令して作備し以て観看を為さしむべし。欽しみ遵へよやと。此の年、唐栄司、村中に着令して、毎年四次を期定し、座敷より以て秀才に至るまでは、詩文を面試し(三月・六月は造詩、九月・十二月は作文)、若秀才曁び童子等は、筆業を考試す(三月・六月・九月・十二月均しく是れ写字)。其の収巻写字の時を待ちて、各第一・第二・第三を撰ぶ。且諸大夫以下現任已に退くの員役等も、或いは詩或いは文を、便に随ひて之れを作り、一併に聖覧に奉備す。