[本文2178]【本年、西村の平安山筑登之・玉城筑登之の母を褒嘉して新家譜を賞賜す。】本国、下届寅年に冊封の大典有り。其の費用の銀両は、多く不足有りて、帑項極乏す。時に西村の平安山筑登之の母・玉城筑登之の母有り、各銅銭十六万貫文を将て公家に奉借し、以て其の需を補ふ。是れに由りて朝廷、各新家譜を賜ひて以て其の志を表す。