[本文2188]【本年、太平山砂川村の砂川仁屋を褒嘉して一位を頒賜す。】砂川は、祖母に事へて善く孝養の道を尽くす。是れに由りて前年赤冠を賞賜して以て褒典を示す。是れに由りて該川益々心力を励まし厚く孝養を為す。而して内は親戚姻魔謔闃Oは郷党に至るまで、交はるに和睦を以てす。今砂川の祖母は、行年九十七歳にして身体仍健。常に其の在世時に該砂川をして再び爵位を戴かしめんと欲す。何ぞ黙置して禀せざるに忍びんや。乞ふ、再び該川を嘉して一位を賞賜するを准せ等の由前み来る。是れに由りて朝廷、其の孝を褒嘉し、筑登之位を頒賜して以て盛典を示す。