[本文2226]【二十五年壬申、葛日茂米須親雲上秀経・真和志村松田筑登之の慈母の長命を賞して各物件を賜ふ。】秀経は、行年九十五歳、松田の母は、行年九十七歳、倶に康健を得、誠に世に罕なるの長命なり。是れに由りて朝廷、其の寿を褒嘉して、秀経に綿子一把・島紬二端を賜ひ、松田の母に綿子一把・木綿布二端を賜ひて、以て恩典を示す。