[本文2236]【本年、首里三府に文筆師を添設し、併びに俸米各一石を加腸して、文筆業術を励教せしむ。】首里三府の文筆師は、原、三名有り。只俸米三石を賜ふ。今般に至り、各一名を添設す。其の俸米に至りては、各一石を加賜し、共計俸禄四石。既にして其れをして文筆を学習する者の業を試するの時に当り、国学に会同して、式に中る者十六名を加へ択び、其の甲乙に至りては、四十号を録記せしむ。其の加ふる所の十六名は各半身の銭粮を賜ひ、以て振励を示す。